オーストラリア 私立高校1年間留学プログラム St.Marks Anglican Community School
渡航者プロフィール | |
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留学先 | オーストラリア・パース |
氏名 | 小林 果鈴さん (女性) |
年齢 | 16歳 |
滞在期間 | 2020年1月~2020年12月(1年間) |
参加プログラム名 | オーストラリア 私立校1年間留学プログラム |
滞在方法 | ホームステイ |
留学したキッカケ・理由を教えてください。
トビタテに応募し、不採用者対象の奨学金プログラムがあることを学校の先生に教えてもらい1年という長期留学に興味があったので応募しました。 以前に短期留学と学校での海外研修でのホームステイでの体験より異文化や英語に対して興味を持ち、 将来的には英語を使う職業に就きたいと思うようになりました。 以前の留学では英語力のなさを痛感し、コミュニケーションを上手く取れない自分にもどかしさを感じていました。 留学後は英検を受けたり洋画を英語で観たりするなどして英語力向上をしようと自分なりにがんばりました。 今回は今の英語力はどれだけ通用するのか試してみたかったので留学を決めました。 ★留学中の様子(インスタグラム) → https://www.instagram.com/karin_study_abroad/?hl=ja
学校生活の中で一番印象に残っていることは何ですか?その理由も教えてください。
学校生活では全てが驚きの連続でした。私の通っていたSt. Marks Anglican Community Schoolでは10年生が参加必須のキャンプがありました。 周りにはお店など何もない森の中で5日間生活するという日本では考えられないほど本格的なものでした。 洋服や寝袋だけではなく、水や5日分の食料、テント、調理に使う燃料など自分で使うものを全て自分で持っていきます。 またこのキャンプの山場は14kmのハイキングです。私のグループは道に迷ってしまい23kmものハイキングをしました。 キャンプファイヤーをしたりカヌーに乗ったりアブセイリングという崖から紐を使い降りるというアクティビティなどを体験しました。
滞在先(ホームステイ、寮など)で印象に残っているエピソードを教えてください。
私は2組のホストファミリーにお世話になり、初めのホストファミリーはインドネシア人の家庭だったのですがインドネシア料理などを振る舞ってもらいました。今まで見たこともない料理もたくさんあったのでとても興味深かったです。2組目のホストファミリーはオーストラリア人の家庭でした。そのお家に滞在している時はハロウィンやクリスマスなどキリスト教の文化を体験することのできる時期で日本とは違い家全体にイルミネーションをつけたり大きいクリスマスツリーとその下に大量のプレゼントを置いてお祝いしているのが衝撃でした。
参加した課外活動について詳しく教えてください。
私は学校外の地元のチアリーディングクラブに参加しました。日本でチアリーディングをやっていたことがあったのでオーストラリアでもコミュニティを広げるためにもう一度始めてみようと思いクラブに入りました。 アジア人は私しかいない中、チームメイトは仲良くしてくれて日本のことを聞いてきてくれたりしたことがとても嬉しかったです。 学校以外で友達を作れたことや大会に出場して賞を取れたことがとてもいい経験になりました。
留学中、どのような友人ができましたか?交友関係について教えてください。
語学学校にも通っていたので韓国や中国、ベトナム、インドネシア人の友達ができました。もちろんオーストラリア人の友達もできました。 私はSt. Marks校で親友と呼べる友達ができいつも5人グループでリセスやランチタイムを過ごしていました。放課後、遊びに行ったり勉強を教えあったりしていました。 語学学校では韓国人の子ととても仲良くなりました。休日にご飯を食べに行ったり家でバーベキューをしたり学校外でもよく遊んでいました。 いつかお互いの国に行ったり来た時は一緒に観光をすることがとても楽しみです。
留学中、どのようなことで最も困りましたか?又、その点をどうやって克服したか教えてください。
学校の授業について行くのに必死でした。特に国語はネイティブの子と同じペースでついて行くのはとても厳しかったです。 友達にわからない部分を聞いたり、毎日予習復習をすることで少しずつ授業について行けるようになりました。また先生にテストの内容を交渉しに行ったりするなども行いました。
日本の学校や生活と大きく異なると感じた点を詳しく教えてください
St. Marksだけだと聞いたのですが曜日ごとにタイムスケジュールが違ったことに驚きました。また校舎がとても大きくて入学当初はよく道に迷っていました。 周りの子が毎日サンドウィッチや果物を食べていることが日本のお弁当を食べる文化と違うなと感じました。
留学して良かったと思うことを教えてください。
英語だけではなく、いろんな国の子と友達になれたことや、異文化を知ることができたことです。日本とは違う多民族国家である点からわたしにとっての当たり前がそうではないことなどを学んだことによって視野が広がりました。
帰国後、日本の学校または生活において苦労や違和感を感じたことはありますか?はいの方はどのような点でそう感じたか詳しく教えてください。
はい。日本の店員の方の丁寧さや、日本の学校は髪染めやメイクが禁止など校則が厳しいなと感じました。 また些細なことですがカトラリーやコップが小さく感じました笑 また日本では授業中に水も飲んではいけないというのは厳しすぎると思いました。
留学前と後で、あなた自身はどんな点が変わりましたか?或いは周囲の人たちにどんなところが変わったといわれますか?
自分の意見を持つようになりました。海外ではどちらでもいいという選択肢よりもはいかいいえで答える方が好まれるので、そのような生活を約一年行っているからか自分の意見をはっきり持つようになりました。 友達には明るくなったと言われることがありました。オーストラリアの人はとても明るくて見ているだけでも元気をもらえる存在でした。 そのような環境にいたから性格も変わったのかなと思います。 また、留学を通して親のありがたみを感じました。普段おいしい食事を作ってくれること、掃除や洗濯などそれは決して当たり前のことではないことを実感しました。留学中は洗濯や掃除など自分のことは自分でしなければならないことが増えてこれを毎日やることは大変なことだなと思いました。日本に帰ってからは家事を率先して行うようになりました。
これから留学する後輩たちにどんな言葉をかけてあげたいですか?
留学は楽しいことだけではなく大変なこともたくさんありますが留学を終えた頃には大きな力となって自分に身についていると思います。 辛い時や挫けそうになった時は自分は何のために留学をしに来たのかを思い出して新たな気持ちでもう一度頑張ってみてください!