ニュージーランド 公立高校進学プログラム Howick College
渡航者プロフィール | |
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留学先 | ニュージーランド・オークランド |
氏名 | T・Hさん (女性) |
年齢 | 15歳 |
滞在期間 | 2015年1月~2018年12月 |
参加プログラム名 | Howick College |
滞在方法 | ホームステイ |
留学したきっかけ・理由を教えてください。
私が留学したきっかけは幼少期の頃から外国に憧れがあり、海外で生活をしてみたいと思っていました。また、日本に観光などで訪れる外国人の方を見かけるといつも話してみたいと思っていました。しかし。その頃は自分は英語を話すことが出来なかったのでいつも外国の方と話したい、という思いは思うだけで終わってしまい、自分の夢でもあった外国の方と会話をするという事を叶えるために留学をしたのもきっかけの一つです。
学校生活の中で一番印象に残っていることは何ですか?その理由も教えてください。
学校の中で一番印象に残っている事は、ネットボールを学校のクラブ活動としてしたことです。ネットボールはニュージーランドでとても人気のスポーツでドリブルなしのバスケに近いスポーツです。ネットボールをした事により、友達を作るきっかけが出来、英語を話すことが出来て嬉しかったこと、また、やったことのないスポーツを経験出来たやりがいはとても大きかったです。毎週土曜日にネットボールの試合があり、大雨の中、ワンピースのようなユニフォームで試合をした日はとても印象に残っています。
ホームステイ先で印象に残っているエピソードを教えてください。
ホームステイ生活をスタートして、国が違うこともありニュージーランドの生活に驚くことばかりだったことを覚えています。例えば、食器の洗い方。ニュージーランドでは水を大事にしようとする考えがあり、食器にまだ泡がついているのに流さないという習慣にはとても驚き、慣れるまでが大変でした。また、連休や休日にはホストファミリーと一緒にビーチやちょっと遠いところにドライブに行き、ニュージーランドという国を目で見て楽みました。ホストファミリーは本当にフレンドリーでニュージーランドの文化などを教えてくれる人たちでした。
参加した課外活動について教えてください。
日本の中学でテニス部に入っていた事もあり、ニュージーランドでもテニス部に入りました。テニス部では友達と一緒に試合をしたり打ち合ったりして週に一度行われる試合のために練習をしました。また、私は身体を動かすのが好きなため、ネットボールも2年間しました。ネットボールの練習日は週2回でパスの投げ方、試合にむけての練習試合をしました。ネットボールを通じて友達を作る事が出来、また、チームとして一緒にプレーをするためコミュニケーション能力もあがったと思います。
留学中、どのような友人ができましたか?交友関係について教えてください。
ニュージーランドが移民の方を積極的に受け入れているため、私の友人は様々な国からいました。よく一緒に話をした子は同じホームルームクラスの友達でした。中には日本に興味がある子もおり、私が日本の事や日本文化を教えてあげる事もありました。
留学中、どのような事で最も困りましたか?また、その点をどうやって克服したか教えてください。
留学中、最も困ったことは食事面です。最初の頃は食事が合わなかったり、また、日本食が恋しいという事もありました。克服方法は日本食レストランへ行き、日本食を食べたり、ジャパンマートという日本食が売っているところにいき、日本食を購入したりしました。日本の友達と焼きそばパーティーをしたこともあります。
日本の学校や生活と大きく異なると感じた点を詳しく教えてください。複数でも構いません。
日本とニュージーランドで異なると感じた学校での点は、ニュージーランドでは物事に対して深く考える、つまりWhy?とHow?をどう物事と関連できるかを問われたと思います。例えば、英語の授業では本、洋画、詩などを読み、その中に出てくる主人k峰の思いを読み取ったり、主人公と自分を重ね合わせたり、またどう物事を応用できるのかを考えたりしました。Year11(高校1年)になった時から科目が全て必修ではなく、自分の興味に応じて教科選択出来、専門的に学べます。生活面ではニュージーランドはとてもリラックスできる環境で、移民が多いこともあり、色々な国の言語を耳にします。
留学して良かったと思うことを教えてください。
留学して良かったと思う事は国際感覚が身についたこと、そして留学中、たくさんの貴重な経験が出来た事です。私の留学先であったニュージーランドはとても国際色豊かな国だったので、他国の方と関わる機会もたくさんあり、学校では違う国の友達とのかかわりを通じて国際感覚が身に着いたこと、そして一人ひとりが持っている個性の大事さを気付けたことも良かったと思います。留学をして出来た経験は本当にたくさんあります。両親のありがたさを知ることが出来たことやホストファミリーと生活を共にし、柔軟性も身につけられました。
帰国後、日本の学校または生活において苦労や違和感を感じたことはありますか?はいの方はどのような点でそう感じました?詳しく教えてください。
日本とニュージーランドの国柄が違いすぎて、世界が逆転したような感じです。苦労ほどではないですが、日本は公立がよいというか、物事に対してとてもテキパキしています。それに対してニュージーランドはマイペースな国だったので日本に帰国して、初めの方はその生活に戻るのが大変でした。日本ではお客様への対応がとても丁寧で改めてこの点は驚きました。
留学前と後であなた自身どんな点が変わりましたか?或いは周囲の人たちにどんなところが変わったと言われますか
私自身、性格が積極的になったと思います。それはニュージーランドで生活をし、自分が相手に心を開かないと友達が出来なかったり、相手に自分で伝えないと私が何を言いたいのか分かってくれないこともあり、自分で様々な事に自ら立ち向かう事が出来るようになりました。また、様々な国籍の方と出会い、彼らの文化を知ることで文化への関心が生まれたこと、一人ひとりの価値観を受け入れる事が出来るようになりました。周囲の方たちには変わったのかは分からないですが、とてもフレンドリーだね!と言われる事があります。
帰国子女受験について:いつ頃からどんな準備を行いましたか?また、志望校はどのように決めましたか?
準備を始めたのは受験が行われる年の4月頃です。英語の試験が必須だったため、TOEICの単語を覚えたり、学校の休みの時には小論文対策講座も受験しました。志望校は自分が大学へ入って学びたいものがある大学を志望校にしました。
受験に際し、留学経験がどのような点でプラスに評価されたと思いますか?
海外での学習経験、国際教養がある事、様々な国籍の方とのコミュニ―ケーション力、また、自分の考えや意見をしっかり持ち、それを相手に伝えることが出来るという点です。英語が話せるというのも評価されたと思います。
これから留学する後輩たちにどんな言葉をかけてあげたいですか?
これから留学する後輩たちには、頑張ってね!と声をかけてあげたいです。 日本と違う事があり、大変な事もあると思いますが、留学は本当に貴重な経験を与えてくれる場と思います。 チャンスが舞い降りてきたら、それを拾いどんどん色々な事に挑戦するとプラスになると思います。 また、【自分は出来る!】と自分を信じて前進していってください。