こんにちは、金成です。

ここ数日、東京はポカポカ春の陽気です。

さて、昨年ニュージーランドで高校卒業をされたN君がお母様とごあいさつに来てくれました。わずか10歳、小5のタイミングでの留学とあって、親御様も送り出す側の私も、当時は不安を完全払拭するには至りませんでしたが、当のご本人は楽しみの方が勝っていたらしく、現地到着後も「来ちゃったよー！」と出迎えの現地スタッフに笑顔であいさつしてくれました。

そんなN君もこの8年間で身長が50センチくらい伸びて、お母様も私もすっかり追い抜かれました。

最初のホストファミリーは、事情があって、途中で留学生の受け入れを取りやめたものの、コロナ禍の3年間、一時帰国が叶わないN君を国内旅行や食事に誘ってくれたり、最終学年の1年間を特別に滞在させてくれたりと、家族同然のように愛情いっぱいに彼を受け入れてくれていました。当ファミリーの話に及ぶと、終始笑顔がやまない彼の表情からも、第二のファミリーとの強いきずなを築かれたことがうかがえました。

個人を尊重してくれる。

学校でも、質問しにいくとどの先生も丁寧に応じてくれたとか。寛容で一人ひとり異なることが当たり前。そんな社会のあり方がN君にとって居心地よいものだったんだなと改めて感じました。

次なるステージは、日本の大学環境を選択。

そこでの出会いや経験から、更にその先に自分がやりたいことが見えてくると良いとの思いで一旦日本に帰国し大学進学する決心をされたそうです。

幼少期から自分の考えをしっかりと持ち、臆することなく伝えるチカラもあるN君。

きっと彼のような青年がこれからの日本社会でますます必要とされるのではないかなと思いました。

10歳で海をわたった勇敢な彼のここから先の人生がどんな冒険になるのか、その過程での挑戦や成長ぶりが楽しみです。