「非認知能力」X「留学」 大学教授の話より
こんにちは、金成です。
前回の記事「非認知能力」X「留学」に登場したダヴィンチマスターズのイベントでは、実験やものづくり等、子どもたちが思い思いのイベントに参加。 その間に保護者を対象にした大学教授と中高一貫校の学校長による「非認知能力の育み方」対談セミナーがありました。
当大学教授は宇宙工学が専門で、幼少期からプラモデルづくりやそこにエンジンモーターを付けて飛ばして遊ぶのが大好きだったとか。
当時、アポロの月面着陸ニュースに大きな衝撃を覚え、そこから宇宙工学の道を目指されたそうです。子ども時代の夢中体験が大人になってもつながっているお話しにこちらもワクワクでした。
楽しくて仕方ない。
もっと知りたい。
こういった欲求が自然と努力につながる。
これがのめり込めるものを見つけることのメリットでもあると。
日常の親子のやり取りにおける非認知能力トレーニング方法として「日頃から問題意識を持たせること」も例に挙げておられました。
小さなことでもOK。
例えば「この本を買いたい!でもお金がない…」
こんなシチュエーションなら、この本を手に入れるためにどうすればいいか、何ができるかを子ども自身に考えさせる。
「今、これをやりたい!」を実現するにはどうすればいいか。
それも子ども自身に考えさせる。自ら必要な情報を探したり、取りにいかせる。
時には人の力も借りる。巻き込む。
大人から○○しなさい、○○はダメではなくて。
大事なのは、子ども自身が自らの意思でやったように思える機会をたくさんつくっていくこと。
大小問わずそういう経験の積み重ねが非認知能力を育むということでした。
「あなたはどうしたいの?」
「あなたはなぜそう思うの?」
「どうしたらできると思う?」
これらの問いは欧米の学校や家庭ではそこここで聞かれます。
日本ではそんなこと訊かれたことないし…と黙ってしまう子も中にはいますが、日ごろからのトレーニングで自分の気持ちや意見を言えるようになっていきます。
自分で考える。
自分の言葉で意見を言える。
自らの意思で選択できる。
自ら解決策を見出す。
これからの時代を生き抜く力は日常会話の中から育んでいくことが第一歩といえそうです。
金成