🦘カンガルー便り Vol.19
こんにちは。
シドニーより古賀です。
年が変わり、我が家はオーストラリア生活三年目に入りました。そして子どもたちは今週より新学年度がスタートしました。約6週間の夏休みはもちろん宿題は一切なく、子ども達が四六時中家でパソコン三昧にならないようにと考え計画していました。クリスマス前後の一週間は家族でNSW南部の都市ウーロンゴンを少し越えた海沿いのエリアへキャンプに出向いたり、スポーツ系のプログラムに参加させたり、そして何日かは友だちと計画をたてて少しだけ遠くの公園や施設に一緒に出掛けたりして過ごし、長かった休暇を何とか乗り越えました。
4年生になった長男は今日の登校初日を迎えましたが、日本のように始業式があるわけではなく、また新年度のクラス編成は今週いっぱいを利用して行われますので、まだ数日は昨年度のクラスに通学していきます。今年キンディ(Kindergarten)に入学し兄と同じbig school(幼稚園から小学校に入学することをこのように言います。)の一員となる次男の初日は、なんと来週です。新入学生は今週のうちに学校で30分程の入学前面談が実施され、そこで次男の性格面や学業面の現状を先生方が見た上でクラスが編成されることになっているそうです。もちろんこちらも入学式なるものはありませんし、コロナのせいで親は初日も校門でお別れですので、何とも味気ない感覚は否めません。オミクロン株がピークにある中での新年度のスタートにあたっては、各家庭にコロナの抗原検査キットが配布され、子ども達は向こう4週間、週2回は登校前に検査で陰性を確認しなければいけないことになっています。
今年の夏、オーストラリアは異例の降雨量に恵まれ、30度を超える日は稀で非常に過ごしやすく、それどころか真夏とは思えない肌寒い日が多いくらいです。規制が解除され始めた矢先のオミクロン株の出現でしたが、オーストラリア政府は段階的に国境を再開していくことを発表しています。州ごとの規制はまちまちですが、シドニーのあるNSW州では日本国籍を持っている方が日本から直行便で入国する際には、隔離要件がなくなっています。往来の再開に向けて確実な前進が感じられるようになり嬉しい限りです。