高校留学 vs 大学留学 あなたはどっち?
こんにちは、中山です。
例年、秋から冬にかけて9月開始の北半球(アメリカ、カナダ、イギリス等)の進学相談を多く頂いています。
お客様の中には、留学のタイミングについて高校と大学のどちらが良いか悩まれている方も多くいらっしゃいますので、今日は、高校留学と大学留学、その違いについてお伝えしたいと思います。
前提として、どちらが正しいということはありません。
そもそもの目的、必要な英語力や費用など異なりますので、自分に合った選択肢を考えることが重要なポイントとなります。
<目的と英語力について>
高校留学の目的は、「海外生活における自立や異文化理解」がメインとなります。
欧米の学校では、生徒が主体となって発言したり考えたりという授業スタイルが主流なので、主体性や問題解決力、異文化対応力が早い段階から身につくことは、その次の進学や将来の就職においても、とても大きなアドバンテージになり得ます。
一方、大学留学の一番の目的は、「専門分野の学習」にあります。
日本以上に多種多様な学部や専攻があり、それぞれに沿った専門的な分野を学び研究するため、高レベルな英語力や基礎知識が求められます。出願時にTOEFLやIELTSなどのスコアの提出が必要となり、例えば、英語の文献を理解したり、自分の意見や研究をまとめて論文を書いたり、課題を仕上げるために昼夜問わず学習に励むことも少なくありません。
<費用について>
高校留学では、ホームステイ滞在の公立校留学と全寮制のボーディングスクールなどがあり、費用は大きく幅があります。
比較的費用を抑えられる公立校留学の場合、1年間の学費+生活費は国にもよりますが、おおよそ200万円~300万円程度。私立ボーディングスクールの場合は、最低でも年間600~800万円はかかります。
大学留学の場合は、どの学校か、またどこに住むかによってもコストには差が出てきますが、例えばアメリカでは、公立大学でも年間の学費だけで平均200‐300万円、トップレベルの私立大学であれば、400‐600万円程度かかります。これに寮などの生活費が加わります。
大学までのトータル期間を考えると、高校から留学することでかなりのコストがかかることは間違いありませんが、早くから英語力を磨き、様々な能力向上を図れることで帰国子女枠を利用した国内名門大学への進学した生徒もいる等、進路選択の幅が広がるともいえます。
なぜ留学をするのか?
どのタイミングが自分には相応しいのか?
自分の目的や、高校や大学を卒業した後の進路も踏まえ、どちらが自分に合っているかを検討することが一番大切といえるかもしれません。
留学は目に見える形がなく、一人ひとりに適したタイミングも環境も異なりますので、留学を迷っている方、まだ漠然とされている方も、情報収集と並行して上記の問いへの答えも導き出してみましょう。ひとりではなかなか難しいという方はお気軽にご相談ください。
中山