正解はない、ただ前に進むだけ
カナダ
多くの移民が集まり平和に共存する国、
大自然の中で高品質の教育を享受することができる国
カナダは世界で二番目に広い国土を持ち、その54%は森林で覆われています。人口の4割は第一の都市であるトロントを有するオンタリオ州に集中しています。バンクーバーやビクトリアなどの西海岸は、夏は涼しく湿度が低いため過ごしやすいですが、冬は温暖で雨が多い気候です。トロントやモントリオールなどの大都市が位置し、人口が集中する東部は、夏は比較的湿度が高く蒸し暑くなります。冬は平均気温が-10度以下、時には-30度程度まで下がることもあり降雪量も多いです。
カナダの高水準の教育は世界規模で定評があり、公・私立共に世界中から多くの留学生が集まっています。2002年、ユニセフが発表した「各国学力水準ランキング」(14歳~15歳対象)では、読解力、数学、理科のテストにおいて世界第4位にランクインしました。
カナダは先住民と多民族が暮らす多文化国家ならではの懐の深さを持つ国でもあります。異なる民族や文化を尊重する政策を取っていますので、留学生にとっても居心地よく過ごすことができる国といえます。
日本の教育とはここが違う!
カナダの公用語は英語とフランス語ですが、フランス語を公用語と定めているのはケベック州のみで、他州では英語が公用語です。英語を母国語とする人口は約70%、フランス語を母国語にする人の多くはケベック州在住です。英語が公用語の州では、授業は英語で行われ、フランス語は授業として受けます。イマージョン教育といって、英語圏の中にもフランス語で授業がなされている学校も中にはあります。
カナダの教育システム
カナダの教育制度は州ごとに設けられている教育省が管轄しています。公立・私立共に各州が定める教育カリキュラムに沿って授業が組まれ、卒業には、各州が定める卒業試験に合格後、卒業証書(diploma)が授与されます。
カナダの高校を卒業後、アメリカへの大学進学もスムーズに行えることから、カナダを留学先として選択する学生も中にはいます。カナダ人学生の90%以上は公立校に通学していますが、中にはボーディングスクールを含む私立校に通う子どももいます。
公立・私立共に英語を母国語としない留学生や移民家庭の子どものために、ESL(英語補習コース)を設けている学校が多くあります。入学時に十分な英語力を有さない学生は最初の半年程度はESLコースのみを受講、あるいは、体育、音楽、アートなど語学力を必要としない授業と並行受講する事もあります。
学年が進むに連れて、卒業に必要な必修科目と個々の興味ある分野の選択科目を組み合わせて科目登録を行います。選択科目は一人ひとり異なりますので、履修する科目ごとに教室を移動するようになります。
公立校への留学の場合
留学生の受け入れ可否は、各州の学区ごとに決められています。入学条件や学費も学区ごとにまちまちです。カナダ人学生の学費は無料ですが、留学生は各学区が定める学費を納めます。留学先を決定していく際には、都市部や田舎などの生活環境面、気候面、物価面などを比較しながら学区を絞り込んでいく場合が多いです。出願に際しては、出願書類の他、過去の成績と出席率が重視されます。
私立校への留学の場合
私立校の多くは、「プレップスクール」と呼ばれる進学校です。中には名門ボーディングスクールもあり、ボーディングスクールの数では群を抜くアメリカからわざわざカナダのボーディングスクールに入学する学生もいます。多くの卒業生が毎年カナダ国内を始め、アメリカやイギリス等の名門大学へ進学しています。出願に際しては、出願書類の他、過去の成績、推薦状、所定のテストスコア、面接が行われ、合否判定が出されます。
学年対応表
日本 | 幼稚園など | 小学校 | 中学校 | 高校 | |||||||||
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年齢 | 5-6歳 | 6-7歳 | 7-8歳 | 8-9歳 | 9-10歳 | 10-11歳 | 11-12歳 | 12-13歳 | 13-14歳 | 14-15歳 | 15-16歳 | 16-17歳 | 17-18歳 |
学年(Grade) | – | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
カナダ | – | Elementary School | Secondary Hight School | ||||||||||
Elementary School | Junior Hight School | Senior Hight School | |||||||||||
Elementary School | Middle School | CEGEP |
初年度留学費用の目安(公立校)
州名 | オンタリオ州 | ブリティッシュ・コロンビア州 | アルバータ州 |
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学区名 | オタワ学区 | デルタ学区 | ゴールデンヒルズ学区 |
学費(入学金含む) | CA$14,500 | CA$15,500 | CA$13,000 |
ホームステイ費(滞在手配料含む) | CA$12,800 | CA$9,500 | CA$14,000 |
日本円換算 | ¥2,920,000 | ¥2,700,000 | ¥2,890,000 |
往復航空券 【目安】 | ¥250,000 | ¥250,000 | ¥250,000 |
海外傷害保険 【目安】 | ¥250,000 | ¥250,000 | ¥250,000 |
1年間に必要な費用合計 【目安】 | ¥3,420,000 | ¥3,200,000 | ¥3,390,000 |
*2022年8月現在のレート(107円/1カナダドル)で算出しています。
*費用はあくまでも目安です。実際の費用は各学校の料金及び為替レートによって異なります。
*教材費、お小遣い、弊社のお手続き費用、留学中のサポート費用などは別途必要です。
初年度留学費用の目安<私立校(寮制)>
学校名 | Ridley College | Lakefield College School | Pickering College |
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入学金+学費(寮費・食費含む) | CA$72,250 | CA$75,800 | CA$70,500 |
日本円換算* | ¥7,730,000 | ¥8,110,000 | ¥7,544,000 |
往復航空券 【目安】 | ¥250,000 | ¥250,000 | ¥250,000 |
海外留学保険(1年間)【目安】 | ¥250,000 | ¥250,000 | ¥250,000 |
1年間に必要な費用合計 【目安】 | ¥8,230,000 | ¥8,610,000 | ¥8,044,000 |
*2022年8月現在のレート(107円/1カナダドル)で算出しています。
*費用はあくまでも目安です。実際の費用は各学校の料金及び為替レートによって異なります。
*お小遣いや休暇中にかかる費用、弊社のお手続き費用、留学中のサポート費用、デポジットなどは別途必要です。
カナダではこんなことができます。